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大学生が歴史と歴史学を考える

とある大学生です。未熟者ものですが自分なりに歴史についての疑問や考え方を発信していきたいと考え始めました。アドバイスなどは歓迎します。「ここは違う」や「このような考え方はどうか?」などよろしくお願いします。コメント通して成長していきたいと思います。大学生の考え方なども分かると思うので興味のある方は是非ご参照ください

節分を民俗学的に考察 ~現代まで続く伝統~

節分がありますね。

私も小さい頃は、豆まきをしました。

「鬼は外、福は内」、小さい頃は、福は内の意味がよく分かりませんが流石に今では分かります。

今回は、「節分」について話していきたいと思います。


目次

節分とは?

豆まきの由来

豆まきの仕方

節分の魔除け

考察


1.節分とは?

本来、節分は、季節の節目のことです。
節分は、冬から春に変わる時の節目です。
旧暦では春から新しい年が始まっていました。
なので晦日と同じぐらい大事な年中行事と言われています。



2.豆まきの由来

邪気を払う一環として行われていたものの中に、

豆打ち」があり、その名残で「豆まき」が江戸時代には、庶民の間に広がっていきました。

豆を打つからまくに変化していった背景には、

農民が畑に豆をまくしぐさからきています。

3.豆まきの仕方

豆まきをするには、条件がたくさんあります。

まず豆は必ず炒り豆で行わなければなりません。

さらに、その炒り豆を神棚に置くことによって鬼を退治するパワーを増幅させます。
神棚がない場合は、南側に置いておきます。

豆をまくのは、家長の役目と言われています。
年男年女も良いと言われています。

最後に
1年の間、無病息災を願いを込めて年の数だけ豆を食べるという風習があります。

他にも「福茶」を飲むなどもあります。



4.節分の魔除け

魔よけとしてイワシの頭と柊の葉っぱを使い、鬼を追い払うということがあります。

鬼はイワシの匂いと柊のトゲが苦手だと言われています。

鰯柊」などと言います。

5.考察

ではここからは、考察をしていきたいと思います。


炒り豆を神棚に置くことについてこれは、

炒り豆に神の力が宿る」という民俗学的な考え方が存在しているのではないかと考えました。

神の力が強い場所に物を置いておくとそのものにも
神の強い力が宿ると言う考え方は、


日本独自の思考だと考えます。

さらに豆を燻るのは、

火の神の力を豆に伝えるということが関係しているのではないかと考えます。


江戸時代では台所という考え方はありました。

今でも台所は、存在しますが

ここに火の神が関係しています。
本来火の神は、火を司る神です。

台所では、食べものを焼いたり、煮たりするので

火の神を祀り、祈ることにより、これからも火を絶やさずに生活していくという考え方があります。

この火を絶やさないということは、言い換えれば

火の神の効力を切らさないということです。

鬼は火の神の力が苦手だったのではないかと考えました。

今回は、この辺で

ありがとうございます。

とある大学生でした。




参考文献

節分|暮らし歳時記

http://www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/zassetsu/setubun/


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