クリスマス ~歴史学からの考察~
今週のお題「クリスマス」
もうそろそろクリスマスですね。
私はこの前サンタクロースの神話についての考察を載せました。
それは、こちらです。
今回は、その全体のクリスマスについて書いていきたいと思います。
1.クリスマスの由来
クリスマスとは、イエス・キリストが誕生した日を祝う祭りの日です。
新約聖書では、キリストの生まれた日は特定はしていませんので定義では「キリストが生まれてきたことを祝う祭り日」となっています。
キリストは、約2000年も前に聖母マリアの元に生まれてきました。
これをお祝いすることがクリスマスです。
でも実はこの由来というものは、様々あります。
①としてミトラス教の「光の祭り」という信仰行事があります。これは、ヨーロッパがローマ帝国の時代では、キリスト教が定着していませんでした。
「光の祭り」は、昼間が短い冬至です。これは、太陽の力の復活を祝う祭りです。
冬至の記事はこちらをご覧ください。
この冬至は、12月25日でした。
②として土着の祭りとして農耕の歴史も12月25日と言われています。
2.クリスマスツリー
実はクリスマスツリーを飾るという習慣は、キリスト教で行われていたものではありません。
これは、古代ゲルマン民族のお祭りから伝わったと言われています。
これも冬至が関係しています。
「ユール」といわれているお祭りがあり、その一環として寒さに強い木を永遠の象徴として崇拝しています。
ちなみにイルミネーションやオーナメントをもみの木につけるといった飾り付けのならわしが出たのはアメリカから流行したものです。七面鳥などを食べるといったものもアメリカからです。
3.クリスマスのケーキ
世界各国では、クリスマスに様々なお菓子を食べます。
フランスでは、ブッシュドノエルと呼ばれている丸太の形をしたケーキを食べます。
美味しそうですね! 食べたくなってきました
ドイツでなら、シュトーレンと呼ばれているお菓子
イタリアはパネトーネ
などなど様々です。
ちなみに日本では、お菓子といえばクリスマスケーキですね。
ホールケーキなどなど美味しいものがたくさんあります。画像を探してたら美味しそうでお腹空いてきちゃいました。
4.考察
ここからは、私の考察です。
クリスマスを25日に定めたのは、これは次の時代を始まりを象徴するものではなかったのではないでしょうか。
これを根拠づけるのは、「冬至」です。
この冬至は、当時の人たちからしたら、太陽があまり出ない日、つまり暗黒の日だと解釈されていた可能性があります。
それが過ぎ太陽がまた再び輝きを作り出す日、それがクリスマスのはじまりだったのではないかと考えました。
さらに、キリストの生まれた日をお祝いする日、これは、キリスト教を広めていくための神話的道具として使われていたのでないかと考えました。
これは、クリスマスがキリスト教を広めていき、世界の主要な宗教としての地位を確立させるものだったのではないかも思います。
今回は、クリスマスについて書きました。
私は、この記事をクリスマスよりも少し前に書いています。
今年も楽しく本を読み過ごしたいと思います。
とある大学生でした!
参考文献
クリスマスのお話 「クリスマスの由来や起源、意味は?」
https://www.eflora.co.jp/f_xmas/colum/xmas/01/
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